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IIJ、「SoftSIM」で携帯電話網を切り替えて通信できるマルチキャリア対応を開始

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は2日、通信モジュール内にソフトウェアとしてSIM機能を組み込む「SoftSIM」において、携帯電話網を切り替えて通信できるマルチキャリア対応を開始すると発表した。

 SoftSIMは、IIJがフルMVNOサービスを生かしたIoTデバイス向けのソリューションとして2019年より提供しているサービス。従来は、IIJがフルMVNOとして提供するNTTドコモ網のみで展開していたが、今回の機能拡張により、ローミングを活用したバックアップ回線として他事業者の携帯電話網も利用できるようになる。

 マルチキャリア機能では、通信モジュール内に複数の通信事業者のプロファイル(携帯電話網に接続するための情報)を保持し、必要に応じて通信プロファイルを切り替えられる。これにより、主回線としてドコモ網を利用し、携帯電話網の障害時や電波状況が不安定な場所での利用の際は、バックアップ回線に自動的に切り替えるといった運用が可能になる。

 IIJはこれまで、マルチキャリアMVNOとして、「IIJモバイルサービス」におけるNTTドコモおよびKDDI回線への対応、2つのキャリアをまたいでデータ通信量を共有できるパケットシェアプラン、1枚の物理SIMで携帯電話網を切り替えて通信できる「マルチプロファイルSIM」など、複数キャリアを活用したサービスを提供してきた。

 また、近年、IoTデバイスの分野では、機器の小型化や省電力化、故障率の低減を目的に、SoftSIMを選択する顧客が増えており、SoftSIMを使ったIoTネットワークの信頼性向上や場所を選ばずシームレスに利用できることも求められている。こうした背景を踏まえ、SoftSIMにおいてもマルチキャリア対応を開始し、より高い可用性が必要なIoTネットワークの構築を支援するとしている。

 SoftSIM完全従量制プラン1契約あたりの参考価格(税別)は、初期費用が3000円、メイン回線の月額基本料が200円、バックアップ回線の月額基本料が200円、従量課金が1MBあたり15円。

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