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日立、Agentic AIの透明性・標準化を推進する組織「Agentic AI Foundation」に加入

 株式会社日立製作所(以下、日立)は10日、日本企業として初めて、The Linux Foundation傘下で、Agentic AIの透明性・標準化を推進する中立的な組織である「Agentic AI Foundation(以下、AAIF)」にゴールドメンバーとして加入したと発表した。

 日立は、AAIFの中核プロジェクトであるModel Context Protocol(以下、MCP)などの活動に参画し、AIエージェントがデータやアプリなどへアクセスする際の権限管理の標準化と実用化を支援していく。これにより、世界中のメンバー企業・団体とともに社会課題を解決するイノベーションを推進する。また、日立がAIで社会インフラを革新する次世代ソリューション群「HMAX by Hitachi(以下、HMAX)」においても、この活動の成果を生かし、安全な社会インフラの効率的な実現に貢献していくとしている。

 これまで日立は、Keycloakプロジェクトに参画し、AIエージェントが連携する環境での複雑なデータアクセスの認証・認可をMCPなどのオープンプロトコルにより統一的に管理・制御し、標準化や実用化を推進してきた。今回、AAIFの活動に参画することで、進化が目覚ましいAIにおいて、意図しないデータ流出や、AIエージェントの認証情報の改ざんといった、セキュリティリスクを防止するアクセス権限の管理や認証・認可を継続的に発展させていく。

 日立のHMAXは、フィジカル・デジタル両方のアセットから得られる膨大なデータを活用し、フィジカルAIやAgentic AIなどの先進的な技術を、日立ならではの深いドメインナレッジで強化するとともに、各業界をリードするパートナーと連携し、社会インフラの複雑な課題を解決していく。

 日立では、課題解決に向けて、AIによる現場レベルから経営レベルの複雑な判断の自動化といった変革を、パートナーとともに推進するためには、AIのアクセス権限管理の共通ルールに基づく安全性の確保が必要となると説明する。その実現のために、日立はAAIFでAIのアクセス権限管理や認証・認可の規格や仕様の標準化を推進し、世界中のパートナーと連携して安全なAI活用のユースケースを拡充していくとしている。