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テラスカイ、50以上のクラウドサービスと連携可能なMCP対応AIプラットフォーム「mitoco Buddy」

 株式会社テラスカイは23日、企業のデータ活用と業務自動化を支援するMCP(Model Context Protocol)対応のAIプラットフォーム「mitoco Buddy」を提供開始すると発表した。

 「mitoco Buddy」は企業内に乱立するクラウドサービスをMCPで統合し、情報連携とデータ活用を促進することで、意思決定の加速化と業務自動化を支援するAIプラットフォーム。Webブラウザで利用できるチャットツールから指示を出すことにより、日々利用するメールやカレンダー、SFAなどをAIが操作し、ユーザーの業務をサポートするという。

mitoco Buddyのチャット画面

 具体的には、Salesforce、Slack、Gmail、Google Calendar、Microsoft 365、Snowflake、SQL Server、Amazon Web Services(AWS)など、約50種類のさまざまなクラウドサービスとMCPによる連携が可能となっており、既存の業務環境を生かしたスムーズな連携、接続を実現する。また、提供外のサービスともカスタム設定で連携可能だ。

mitoco BuddyおよびMCPのしくみ

 加えて、「Salesforceへ商談を登録する」「名刺の取り込みをする」「レポートを出力する」など、自分専用のエージェントを追加する機能も備えるほか、スケジューラーによる繰り返しや定期的な実行などにも対応する。さらに、ChatGPTやClaude、Geminiなど、種類やバージョンによって得意分野の異なる複数のLLM(大規模言語モデル)を、設定に応じて使い分けられるとのこと。

 さらに、ユーザーの利用動向やMCP、各種データの利用状況を一元管理し、AI運用を可視化することでセキュリティを担保。企業のAIガバナンスとセキュリティ監査対応をワンストップで実現するとしている。

 mitoco Buddyの費用は、初期費用(環境構築費用)が10万円で、LLMの利用料を含むクレジットパック(2万ポイント分)が月額10万円。クレジット不足時はパック単位で購入することにより、継続して利用できる。