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ソフトバンクC&S、「Docker Cloud」「Docker Enterprise Edition」の取り扱いを開始

 ソフトバンク コマース&サービス株式会社(以下、ソフトバンクC&S)は17、米Dockerと協業し、コンテナ管理プラットフォーム「Docker Cloud」と「Docker Enterprise Edition」の提供を開始すると発表した。提供開始に伴い、クリエーションライン株式会社とも協業し、Docker製品のトレーニングやコンサルティング、日本語サポートなど、Docker導入に必要なサービスを提供する。

 Docker Cloudは、SaaS型のコンテナ管理サービス。初期構築不要でシンプルなGUIにより簡単に試すことができ、マルチクラウド環境でのコンテナ運用の自動化が可能。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、IBM Bluemixなどのクラウドと連携して使用できる。開発者は外部からWeb API(RESTなど)を用いてクラウドを制御できる。

 Docker Cloudの料金(税別)は、リポジトリ数5の場合で年額6万6000円、リポジトリ数10の場合で年額7万6000円、リポジトリ数20の場合で年額9万5000円。

 Docker Enterprise Editionは、オンプレミス、クラウドで使えるコンテナ管理ソフトウェア。既存の自社環境でのコンテナ運用などに適した、柔軟でカスタマイズ性の高いプラットフォームで、Dockerイメージの脆弱性検索など、エンタープライズでのコンテナ運用面のセキュリティーを向上する。AWSやMicrosoft Azureと連携でき、パブリッククラウド上でのコンテナ運用も実現できる。

 Docker Enterprise Editionの料金(税別)は、Basicエディション(最低購入数なし)が年額13万1250円、Standardエディション(最低購入数6ライセンス)が年額26万2500円、Advancedエディション(最低購入数6ライセンス)が35万0000円。

 Docker製品のトレーニングメニューとなるプライベートハンズオントレーニングは、初級の「Docker入門」、中級の「Docker運用・管理」、上級の「Dockerエンタープライズ」を用意。期間はいずれも2日間。1人あたりの価格(税別)は、初級/中級が18万円、上級が24万円。

 コンテナ・マイクロサービス化支援サービスとしては、DockerコンテナによるCDインフラ(Docker EE、GitHub、自動化ツール)の導入支援を行う「CD(Continuous Delivery)インフラの構築」、共通化可能な、DB、APサーバーなどのDocker化を行う「Docker化支援サービス」、大規模アプリの構造分析、マイクロサービス化に向けての技術コンサルティングを行う「社内アプリ マイクロサービス化 コンサルティング」を提供する。期間はいずれも2カ月間。価格は問い合わせ。