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freee、AIが従業員の離職予兆を可視化する「freeeサーベイ」
2025年12月15日 10:00
フリー株式会社(freee)は11日、AIが従業員の離職予兆を可視化する新サービス「freeeサーベイ」を提供開始したと発表した。
「freeeサーベイ」は、離職の予兆を検知する人材定着支援サービス。従業員の“見えないSOS”を早期に検知し、人事担当者や経営者が取るべきアクションを具体的に支援することで、従業員の離職防止をサポートするという。
キャリア開発研究の第一人者である法政大学 田中研之輔教授と共同開発した独自のサーベイテンプレートを備えており、このテンプレートを利用して、2分で回答できる簡易なアンケートを従業員に配信。アンケートの結果からAIが従業員ごとの離職リスクを4段階で自動評価し、今すぐ面談すべき従業員を可視化する。
アンケートは月に一度、わずか2分で回答できるようになっており、回答者の負担を最小限に抑えることで高い回答率を維持する仕組み。また、freeeの従業員ポータル内や社内のコミュニケーションツールへ通知を送ることで、回答漏れを防げるという。さらに、クラウド型人事労務システム「freee人事労務」の従業員情報と自動で連携し、サーベイの配信対象を簡単に設定できる機能も搭載した。
このほか、従業員の時間外労働や深夜労働などの勤怠状況もワンクリックで確認を行え、コンディション低下の背景にもなる長時間労働などの客観的データと合わせて把握することで、より精度の高い従業員へのフォローアップを実現するとのこと。
離職リスクが高いと判断した従業員に対しては、AIが自動で、注意すべき観点をまとめた面談アジェンダを生成する。このため、人事の専門的なノウハウがなくても、従業員一人ひとりに最適なフォローアップを即座に実行できるとしている。
