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契約管理クラウド「マネーフォワード クラウド契約」、新リース会計基準への対応を支援するAIエージェントを提供
2025年12月4日 14:07
株式会社マネーフォワードは3日、クラウド型契約管理システム「マネーフォワード クラウド契約」において、AIエージェント「リース識別エージェント」を、オプション機能として提供開始すると発表した。
「マネーフォワード クラウド契約」は、契約書についての法務相談から作成、申請・承認、契約締結、保存、管理までをクラウド上で完結できる、電子契約・契約書管理サービス。今回はその新機能として、締結した契約書がリース契約に該当するかをAIで識別する「リース識別エージェント」機能が提供される。
同機能では、電子化された契約書をAIエージェントが解析し、リース取引となる該当性の一次判断、根拠条文や仕訳に必要な要素の抽出を実施することが可能。また、識別結果はCSV形式またはExcel形式で出力でき、Excel形式のファイルは、新リース会計基準への対応を支援する「マネーフォワード クラウドリース会計」にインポート可能なため、リースの識別から後続の会計業務まで一連の業務をスムーズに行えるという。
マネーフォワードによれば、この機能は、新リース会計基準の早期適用プロジェクトを推進する同社の経理本部と開発部門が連携し、検証を重ねたうえで開発されたとのこと。同社では、早期適用という難易度の高い実務経験から得られた、具体的なフィードバックを反映しているため、高い実用性を実現しているとアピールしている。
なお、「リース識別エージェント」は、「マネーフォワード クラウド契約」を「Midプラン」で契約し、「全権限」「システム管理者」「書類管理者」のいずれかのロールで利用中のユーザーが対象。また、「リース識別オプション」の申し込みが必要となる。
