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CAC、企業の環境に最適化されたSailPointのID管理ソリューション導入を支援するサービス

 株式会社シーエーシー(以下、CAC)は25日、米SailPoint Technologies(以下、SailPoint)とデリバリーサービスパートナーシップ契約を締結したと発表した。これに伴いCACは、SailPoint社の「SailPoint Identity Security Cloud」を活用した「SailPointアイデンティティ・ガバナンス強化サービス」を提供開始する。

 「SailPointアイデンティティ・ガバナンス強化サービス」は、企業の環境に最適化されたSailPoint Identity Security Cloudの導入を支援するサービス。現状のアイデンティティ管理状況の分析から、要件定義、設計、実装、テストまで一貫してサポートし、クラウド、オンプレミス、ハイブリッド環境を問わず、企業の環境に適したアイデンティティ・ガバナンス基盤を構築するという。

 こうして、企業内の全システムにおけるユーザーアイデンティティとアクセス権限を一元的に管理できる基盤を実装することで、「誰が」「どのシステムに」「どのような権限を持っているか」を可視化でき、適切なアクセス制御を実現可能。また、アクセス権限のレビュープロセスの自動化、プロビジョニング(アカウント作成・変更・削除)の自動化、承認ワークフローなど、企業の業務プロセスに合わせたガバナンス機能が実装され、運用負荷の軽減とセキュリティ強化の両立も可能になるとしている。

 なお新サービスは、ITインフラ環境全般のシステム運営を代行する「CAC マネージド デジタルワークプレース サービス(マネージドDWS)」のメニューのひとつに位置付けられており、CACでは、他の「マネージドDWS」と組み合わせてアイデンティティ・ガバナンスとインフラ環境を統合的に管理すれば、セキュアで効率的なデジタルワークプレース環境の実現と運用負荷の軽減、セキュリティとコンプライアンスの強化が可能になるとアピールしている。