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dotData、UI/UXの改善とdotData Product Suiteの連携を強化した「dotData Enterprise 4.1」を発表
2025年11月21日 08:00
米dotDataは19日、AIモデル構築プラットフォーム「dotData Enterprise」の最新バージョン「dotData Enterprise 4.1」を発表した。新バージョンでは、4.0で導入した新しいUI/UXをさらに強化し、dotData Product Suite全体での連携を強化することで、より迅速かつ信頼性の高いAIモデル構築と分析を実現するとしている。
dotData Enterprise 4.1では、新たにピボットテーブルによるドリルダウン分析機能を搭載し、予測対象の属性ごとに予測精度や特徴量の影響度を詳細に分析できるようになった。これにより、モデルの誤差傾向を直感的に把握し、誤差の高いグループを発見し、予測精度を改善するサイクルを高速化する。
また、dotData Enterpriseで生成した特徴量を、ワンクリックでdotData Insightへ連携できるようになった。dotData Insight上では生成AIによる特徴量の読み解き支援やAI組み合わせ探索により、dotData Enterpriseで構築したモデルの透明性や説明性を強化する。
さらに、dotData Enterprise 4.1では、8月に発表したデータ分析プラットフォーム「dotData Feature Factory 1.4」を搭載した。これにより、dotData Feature Factory 1.4の改善を取り込むとともに、モデルの自動再学習やシャドウテストなど、同じくdotData Feature Factory 1.4に対応した「dotData Ops 1.5」の機能を活用し、開発したモデルの運用を高度化・簡略化できる。
その他にも、dotData Enterprise 4.1ではSHAP値による特徴量の重要度の可視化や、データフィルタリング機能による母集団の簡単な絞り込み、アルゴリズム指定による実行効率の改善、データ型推定の改善による前処理作業の負担軽減など、さまざまなUX改善を実装した。