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フォーティネット、初のシャーシ型スイッチ「FortiSwitch-AX9000G」を国内先行販売
2025年11月14日 06:30
フォーティネットジャパン合同会社(以下、フォーティネット)は13日、シャーシ型スイッチ製品「FortiSwitch-AX9000Gシリーズ」を、…グローバル展開に先立ち、日本市場での先行販売を開始すると発表した。
FortiSwitch-AX9000Gシリーズは、フォーティネットの日本における開発拠点であるアラクサラネットワークス株式会社との連携により立ち上げた新ネットワークブランド「FortiSwitch-AX(以下、FS-AX)」のファミリー製品で、フォーティネットが提供する初のシャーシ型スイッチとなる。
FS-AXシリーズは、ミッションクリティカル市場や通信事業者向けに導入実績を持つアラクサラのシャーシスイッチ技術と高可用性・高信頼性のアーキテクチャを継承。フォーティネットのネットワークおよびセキュリティ技術を融合させることで、より安定かつセキュアなネットワーク基盤を構築できるよう設計された新ブランドとなる。
今回発表した「FortiSwitch-AX9000Gシリーズ」は、キャンパスネットワークのコアスイッチ、Wi-Fi 7対応のプレミアムキャンパスアクセススイッチ、エンタープライズデータセンターネットワーク、通信キャリアネットワークなど、広域多拠点ネットワークの拠点スイッチとしての活用を想定して最適化されている。高い信頼性と拡張性を備えた設計により、企業・官公庁・自治体・通信事業者のネットワークインフラを長期にわたり支えるプラットフォームとして機能する。
さらに同シリーズは、次世代ファイアウォールFortiGateをはじめとする各種セキュリティソリューションと連携し、ネットワークとセキュリティの統合を実現する予定。これにより、従来のネットワークスイッチを超えたセキュアネットワーク基盤を提供するとしている。
ネットワーク障害発生時に高速で通信経路を自動的に切り替える機能を備え、長期間の安定稼働を支える堅牢なハードウェア構成を実現。シャーシ型スイッチならではの多数のデバイス接続および大量トラフィック転送をサポートする。
フォーティネットの各種セキュリティ製品との統合運用に対応。運用管理ソフトFortiSwitchNMSによる集中管理にも対応し、将来的にはフォーティネットのAI搭載運用機能との連携も予定する。また、日本市場の長期利用ニーズに応えるため、最長10年間の保守サポート(国内向け特別仕様)に対応する。
FortiSwitch-AX9004Gのスイッチング容量は12.8Tbps(アクティブ・アクティブSupervisor構成で25.6Tbpsに将来サポート予定)。インターフェイス種別は100G、40G、25G、10G、5G、2.5G、1G(400Gに将来サポート予定)。PoEポートは10G/5G/2.5G/1Gポートで802.3af/at/bt type4に対応。ポート構成は100G/40G×最大128ポート、25G×最大192ポート、10G×最大200ポート。シャーシ構成は高さ11RU、Supervisor(SUP)×2枚、ラインカード×4枚。

