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日立ソリューションズ、AIを活用したDDoS攻撃対策サービス「Cloud Application Protection Service」を提供
2025年11月13日 13:14
株式会社日立ソリューションズは12日、米Radwareと販売代理店契約を締結し、DDoS攻撃対策に特化したクラウドサービス「Cloud Application Protection Service」を13日に提供開始すると発表した。
Cloud Application Protection Serviceは、未知の脆弱性を利用した「ゼロデイWeb DDoS攻撃」など防御が難しい攻撃に対しても、AIが攻撃を検知し、「攻撃を見分けるためのルール(シグネチャ)」を数秒で生成するサービス。また、AIが通常の通信量と異常な通信量を区別する「しきい値」を自動調整し、セキュリティポリシーを最適化する。
ネットワークやWebアプリケーションへの攻撃、ボリューム攻撃、ゼロデイの脅威、暗号化攻撃など、多様なDDoS攻撃に対応。AIがDDoS攻撃を検知すると数秒でシグネチャを生成して防御活動を開始するため、サービスや業務の停止を回避できる。
AIがしきい値を自動調整し、セキュリティポリシーを最適化するため、システム担当者のインシデント対応中の運用負荷が軽減される。Radwareがセキュリティポリシーの見直しも定期的にサポートするため、平常時の運用負荷も低減できる。
Radwareの世界24カ所の防御拠点であるスクラビングセンターを常時利用し、攻撃の発生源に近い拠点や複数拠点で支援することで、負荷分散と通信遅延の防止を実現する。
日立ソリューションズは今後、Cloud Application Protection Serviceに加え、事業継続を実現するセキュリティ対策「サイバーレジリエンスソリューション」による、ホワイトハッカーを含むコンサルティングからインシデント対応、運用までワンストップでの支援も提供していく。また、Radwareのハードウェア版DDoS対策製品の取り扱いも推進していくとしている。

