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スパイラル、ローコード開発「SPIRAL ver.1」でデジタル庁の「デジタル認証アプリ」を活用した本人確認・認証に対応

 スパイラル株式会社は11日、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」において、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」を活用したオンライン本人確認・認証に対応した。これにより、自治体などの行政機関や金融機関などの民間事業者向けのシステム開発における厳格な本人確認を、低コストかつ短期間で実現する。

 デジタル認証アプリは、デジタル庁が提供する、マイナンバーカードを使ったオンラインでの本人確認が容易にできるスマートフォン用のアプリ。自治体などの行政機関や民間事業者は、各種オンライン申請などのログイン時の本人確認・認証を行いたい場合に、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリサービスAPI」を活用することで、マイナンバーカードを使った本人確認・認証や電子申請書類への署名機能を簡単に組み込める。

 今回の対応により、SPIRAL ver.1で構築した地域アプリや自治体の給付金申請フォーム、金融機関における口座開設などのWebアプリケーションを経由して本人確認・認証を行う際に、デジタル認証アプリによるマイナンバーカードを利用した安全かつ厳格な本人確認・認証が可能となる。

 自治体などでは、紙での各種申請業務をSPIRAL ver.1でWeb化することで、業務効率化を実現できる。また、オンライン上でマイナンバーカードを使用した本人確認・認証が可能となることで、サービスを利用する住民の利便性向上に寄与する。

 金融機関などでは、口座開設などの各種手続き時に、デジタル認証アプリによるマイナンバーカードを利用したオンラインでの本人確認が可能になる。これにより、2027年4月からの改正犯収法に準拠した本人確認手続きが可能となり、金融機関における本人確認業務の効率化を実現する。また、来店不要で手続きできるため、顧客の利便性向上に貢献する。

 スパイラルは今後も、自治体や金融機関などのDX推進における課題解決を支援するとともに、顧客に寄り添った課題解決型サービスの提供に努めていくとしている。