ニュース
アライドテレシス、全ポート10GbE対応の高速レイヤ3スイッチ「AT-x540L-28XHm」 PoE++給電にも対応
レイヤ2plusモデル「AT-x250-28XHm」も
2025年11月7日 12:16
アライドテレシス株式会社は5日、全ポートが10Gigabit Ethernet(10GbE)やマルチギガビット(2.5G/5G)に対応するほか、PoE++給電能力も備えたスイッチとして、レイヤ3モデル「AT-x540L-28XHm」、レイヤ2plusモデル「AT-x250-28XHm」の2製品を提供すると発表した。両製品とも、同日より受注を開始している。
「AT-x540L-28XHm」「AT-x250-28XHm」は、アップリンク用にSFP+スロット×4、ダウンリンク用に10GBASE-T・マルチギガビット(2.5GBASE-T/5GBASE-T)対応RJ-45ポート×28を備えたスイッチ製品。ポートあたり最大60Wの給電が可能なPoE++に対応しており、無線LANアクセスポイントやIPカメラ、センサー、LED証明など、さまざまなデバイスへの給電を行えるという。なお、スイッチ全体では最大600Wまでの給電に対応する。
また、スイッチ間をスタックリンクで接続して1台の仮想スイッチとして動作させることで、負荷分散と冗長化を実現する「VCS」に対応。そのため、これまでネットワークコアでのみ保証されていた通信品質をエッジでも確保でき、モバイル端末やオンライン会議の利用が増加したエンタープライズ環境で、より安定した通信を提供するとした。x540Lシリーズでは最大4台、x250シリーズでは最大2台の冗長構成が可能だ。
なお、「AT-x250-28XHm」でも最大16ルートまでのレイヤ3ルーティング機能を搭載し、セグメントの分割をサポートする。
管理機能としては、両製品ともに統合管理ソリューション「AMF Plus」に対応し、サードパーティ端末を含めた管理が可能。通信パフォーマンスなどの機器の状況やデバイス間の接続状況を視覚化して把握できる。加えて「AT-x540L-28XHm」では、有線のスイッチを管理可能なAMF Plusのマスター機能や、無線LANアクセスポイントの管理機能「AWC」にも対応するため、小規模なコアスイッチとしても機能するとのことだ。
価格(税込)は、「AT-x540L-28XHm」が96万8000円、「AT-x250-28XHm」が86万6800円。
