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NTTスマートコネクト、業務可視化・IT資産管理・セキュリティ対策の各機能を統合した「wakucone plus」

 NTTスマートコネクト株式会社は5日、業務の可視化に加えて、IT資産管理機能やセキュリティリスクの検知・対処を可能にした新サービス「wakucone plus(ワクコネ プラス)」を提供開始すると発表した。

 「wakucone plus」は、業務実態の可視化を軸にDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する既存サービス「wakucone」に、IT資産管理機能およびセキュリティリスク検知・対処機能を統合したもの。これまでの「業務実態の可視化」にとどまらず、企業内に点在するIT資産の把握、潜在的なセキュリティリスクの検知・対処にも対応しており、DX推進による企業の生産性向上だけでなく、情報セキュリティの強化も支援できるという。

 具体的には、さまざまなITリスクやIT資産を一目で把握できるダッシュボード機能を提供。このダッシュボードでは、セキュリティリスクの状況を一元的に表示できるため、セキュリティインシデントの早期発見や対処が可能になるという。

ダッシュボードイメージ

 また、クラウド型IT資産管理ツール「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」(以下、LANSCOPE)のライセンスを付与するとともに、「LANSCOPE」との連携強化を図るためにサービスを再設計しており、企業・組織の管理対象となる端末の情報や操作ログを収集し、統合管理することができる。これにより、IT資産の把握やセキュリティリスクの検知だけでなく、端末紛失時の遠隔対処や外部記録媒体による情報持ち出し制限など、具体的なセキュリティ運用までをサポートできるとした。

 なお、ダッシュボード横に設置された「対処する」ボタンの押下により、「LANSCOPE」の管理画面で操作が必要な箇所へ迷わず遷移できる仕組みを備えているので、利用者の負担を軽減するとのこと。

「LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版」との連携イメージ

 さらに、アプリケーションやファイルの利用状況や操作ログから従業員の業務実態を可視化することも可能。定型業務などにおいて繰り返し作業されているパターンをAIが自動で抽出・分析し、改善が必要な業務の選定を支援する仕組みにより、DXの推進に寄与するとしている。

業務実態把握イメージ