NSSOL、保険業界向けPaaSのInsureMOと協業～次世代保険基幹システムの構築を支援

　日鉄ソリューションズ株式会社（以下、NSSOL）は23日、保険会社向けPaaSを提供するInsureMO株式会社と協業し、保険会社の次世代基幹システムの構築を支援すると発表した。

（右）NSSOL 上席執行役員 金融ソリューション事業本部長 前原卓己氏、（左）InsureMO 代表取締役 河上勝氏

　NSSOLは、これまでの保険会社の基幹システムが、ITサステナビリティ面（保守体制維持・EOS対応）とビジネス面（業務効率化・高度化）の二つの課題を、低コストに同時解決するという難題に直面してきたと説明する。さらに近年では、三つ目の課題として、AIを安全かつ継続的に基幹システムに組み込み・運用できる状態「AI-Ready」であることが求められつつあるという。

　NSSOLは保険会社向けの基幹システムモダナイゼーションやDX・AIコンサルティングの実績、システム研究開発センターにおけるAI知見をもとに、課題解決のパートナーとしてInsureMOを選択したと説明。今後NSSOLは、InsureMOのコンサルティングから導入・保守までのトータルサポートを提供する。

　InsureMOはグローバルで500社以上、日本国内で約30社の導入実績を有する保険業務に特化したPaaSで、生命保険、損害保険、共済、少額短期保険の幅広い商品、および募集から収納までの一連の業務機能をカバーしている。また、保険業務機能を細粒度のAPIとして社内外に提供することを前提として「AI-Ready」に設計されており、これまでにも多くの保険会社でInsureMOを活用した次世代の基幹システムの構築が進められてきたという。

　NSSOLとInsureMOは、協業を通じてAI時代を見据えた保険会社の基幹システム変革をリードしていくとしている。