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ラック、自社の知見を生かしたMicrosoft Defender for Cloudの導入・活用支援サービスを提供
企業の利用状況に即した安全なクラウド運用を支援
2025年9月25日 08:00
株式会社ラックは24日、複雑化するクラウド環境のセキュリティ強化を支援するため、CNAPP(クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム)「Microsoft Defender for Cloud」を活用した「Microsoft Defender for Cloud向け導入・活用支援サービス」を提供開始すると発表した。
Microsoft Defender for Cloudは、開発段階からセキュリティを組み込むDevSecOpsや、多くの企業で導入が進むCSPM(Cloud Security Posture Management)、CWPP(Cloud Workload Protection Platform)の機能を統合したCNAPPソリューション。マイクロソフトのほかのサービスと組み合わせることで、エンドポイントからオンプレミス環境、クラウドまでトータルでのセキュリティを実現できるという。
ラックは、これまで数多くのクラウドインテグレーションを支援する中で、組織としてまとまったセキュリティ統制管理を行おうとする場合、自社のセキュリティレベルの可視化が課題となっていると認識しているとのこと。そこで今回は、「Microsoft Defender for Cloud」の機能を最大限に生かした導入と運用を支援するサービスとして、「Microsoft Defender for Cloud向け導入・活用支援サービス」を提供し、企業が安心してクラウドを活用できる基盤づくりを後押しするとしている。
具体的には、まず、現在利用中のクラウドサービスのセキュリティレベルを、Microsoft Defender for Cloudを活用して把握する。一般的に必要とされるセキュリティ設定と比較することで、自社の現状をスコアリングによって可視化するため、改善の優先度を明確にしやすく、経営層への説明や投資判断の根拠としても活用できるとした。
こうして改善箇所の優先度を定めたうえで、設定変更に伴うリスクを認識して、利用企業の状態に合わせた優先度設定や改善方針を提案することで、無理なく着実に運用改善を行えるように支援するとのこと。
また、アップデートや他サービスとの連携拡張に追随して継続的に改善する必要があることから、初期改善後も定期的にチェックし、最新情報の定期的な報告や質問への対応を通じて、企業のセキュリティ運用を継続的に支援すると説明している。