ニュース
IIJ、簡単な操作でIoTデバイスへのリモートアクセスを可能にする「デバイスリンクコンソール」
「IoTサービス」のオプションとして提供
2025年9月18日 12:05
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は17日、「IIJ IoTサービス」において、簡単な操作でIoTデバイスへのリモートアクセスを可能にするWebアプリケーション「デバイスリンクコンソール」を提供開始すると発表した。
IIJ IoTサービスは、デバイスからネットワーク、セキュリティ、クラウド環境まで、IoTシステムに必要な機能をワンストップで提供するサービス。同サービスでは、遠隔地に設置したIoTデバイスにリモートアクセスする「デバイスリンク」機能を提供しているが、今回は、IoTデバイスへのリモートアクセスが必要な時に、オンデマンドでリモートアクセス経路を作成できるWebアプリケーション「デバイスリンクコンソール」を新たに提供する。
システム管理者は、リモートアクセス利用者に対して、デバイスへのアクセス権限、接続元IPアドレス制限、リモートアクセスの有効期限を設定可能。IoTアカウント連携機能を利用すれば、リモートアクセス利用者の権限・ロール管理も行えるので、ユーザー種別やデバイスの種類などに応じてグループ分けするなどのマルチテナント利用にも対応し、IoTデバイスメーカーの製品保守サービスや管理事業者のリモートメンテナンス業務で活用できるとした。
なお、各種設定などはレスポンシブデザインに対応したWeb GUIから行え、PC・タブレット・スマートフォンといったさまざまな端末から利用可能。また、デバイスの管理機能も充実しており、アイコンやタグによるデバイス識別、お気に入り登録でよく使うデバイスを上位に表示する機能や、検索機能も備えているため、多数のデバイスを効率的に管理できるという。
一方でリモートアクセス利用者は、自身のPCやスマートフォンなどから、適切なアクセス権限とロール管理のもとにリモートアクセスを実行可能。リモートアクセスするために、IoTデバイスにエージェント等をインストールする必要はなく、LinuxであればSSH、Windowsであればリモートデスクトップなど、一般的なデバイスの設定のままで利用できるとした。
「デバイスリンクコンソール」の利用料金は月額課金となり、価格(税別)は、デバイスリンクコンソール基本料が1契約あたり月額1万2600円、デバイスリンクコンソール利用料が1デバイスポートあたり月額210円、IoTアカウント連携利用料が50アカウントあたり月額1万500円。「デバイスリンク」の利用料は別途発生する。