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電通デジタル、AIエージェントの価値を最大化するデータ基盤の構築・整備支援サービスを提供
2025年9月11日 13:07
株式会社電通デジタルは10日、AIエージェントを最大限に活用するためのデータ基盤の構築支援サービスを提供開始すると発表した。AIエージェントが業務フローを横断的に実行できる環境を構築することで、マーケティング現場におけるアイデア創出、施策効果予測、レポート作成やカスタマーサポート強化など、データ活用の領域・価値を大きく拡張するとのこと。
このサービスは、企業がAIエージェントを最大限に活用できるデータ基盤の整備を支援するもの。電通デジタルでは、マーケティング戦略設計やデータ分析・活用における実績と、国内電通グループ(dentsu Japan)が持つ独自データ資産を最大限に生かし、AIエージェントが企業内外のデータとツールを使いこなすための基盤の整備を、設計から構築、運用まで一気通貫で支援するとした。
具体的には、まず、AIがデータを理解・活用しやすい形にするため、メタデータを付与し、一元管理を実施。また、高速なデータ検索と活用を可能にするベクトルデータベースの構築を支援するとした。
さらに、CDP(顧客データ統合プラットフォーム)などの社内外リソースやAPI連携をセキュアに統括するMCP(Model Context Protocol)の基盤構築を行うことで、生成AIとさまざまな外部サービスやツールが、共通化されたプロトコルで連携・実行可能になる。
このほか、企業の1stパーティデータだけでなく、大規模消費者調査データなどdentsu Japanの独自データと連携することで、従来は難しかったきめ細かな顧客インサイトの抽出を行えるようにするとのこと。
さらには、各種データを電通デジタルのAIを活用した統合マーケティングソリューションブランド「∞AI(ムゲンエーアイ)」の各ソリューションと連携することで、AIエージェントとの対話による、企業の事業変革を包括的に支援するとしている。