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BeeX、SAP環境のデータをAWS上のデータ分析基盤に抽出・分析可能にするソリューション
2025年8月7日 10:00
株式会社BeeXは6日、Amazon Web Services(AWS)を活用したSAPデータ抽出・分析ソリューションを提供開始したと発表した。複雑な構造を持つSAP S/4HANAやSAP ERP 6.0環境のデータをAWS上のデータ分析基盤に抽出し、Amazon RedshiftやAmazon QuickSightなどのAWSサービスと組み合わせて活用することで、より柔軟で拡張性の高いデータ分析が可能になるという。
今回提供するSAPデータ抽出・分析ソリューションは、データ統合サービス「AWS Glue」のSAP ODataコネクタを利用し、SAP環境からAWS分析基盤にデータを抽出・蓄積して、柔軟なSAPデータの活用を実現するもの。SAP環境はオンプレミスだけでなく、Amazon EC2上に構築された環境や、RISE with SAPといったクラウド型の環境にも対応しており、SAP ODataコネクタとジョブの活用により、大量データの全件抽出・増分抽出の双方に対応している。
抽出されたデータは、Amazon QuickSightなどのBIツールによる可視化、Salesforceをはじめとする外部データとの統合分析、生成AIを活用した高度な洞察取得など、さまざまな形での活用が可能。専門的なSQLクエリは不要で、日常的な言葉(自然言語)を用いて質問するだけで、AIによるデータ分析と可視化が自動で行えるようになるとした。
なおBeeXは、SAP認定サービスパートナー、かつAWS認定プレミアティア サービスパートナーとして多数の実績を持ち、SAP ERP環境からのデータ抽出、データ変換処理、データマート作成、業務要件に応じたデータ活用、AI活用までをワンストップで支援できるとのこと。現場のニーズを踏まえたPoCから本番導入まで、状況に応じた最適なプランを提供するとしている。