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TIS、発注業者が出荷業者から直接仕入れられるB2B型活魚流通プラットフォーム「トトスマ」

 TIS株式会社は、水産業の発注業者と出荷業者が、受発注から精算管理までを一貫してアプリ上で行えるB2B型の活魚流通プラットフォーム「トトスマ」を、2025年12月18日より提供開始した。生きたまま扱われる活魚や締められたばかりの鮮魚、水産加工品などの取引を一元化できるという。

「トトスマ」による流通スキーム

 「トトスマ」は、水産業における発注業者と出荷業者の受発注、輸送手配、精算管理までを一元化するB2B型流通プラットフォーム。アプリ上に登録された多数の業者とマッチングできる仕組みを搭載しており、発注業者はアプリ上で欲しい商品を検索できる一方、出荷業者もアプリ上で出品するだけで全国の事業者から引き合いが発生するため、販路拡大や利益の最大化に寄与するとしている。

 また、見積書や請求書などの帳票類を自動生成することにより、中間流通業者を介さずに受発注から精算管理までをアプリ内で完結できるため、発注業者が仕入れの際に負担するコストを最大50%削減できるとのこと。

 加えて、これまでは複数の卸売業者や連絡手段を介していた取引を、アプリ内のチャット機能で完結できるので、商品に関する迅速な問い合わせへの対応や、当日・直前の数量調整にも対応可能。スケジュール機能により、事業者の業務可能時間帯にのみ業務依頼が割り当てられるため、空き時間の有効活用に寄与する。

 今後は、活魚の混載輸送を可能にする機能を2026年度中に追加する予定。具体的には、水槽ごとの活魚の積荷要領を自動で生成する機能によって、複数の出荷業者と複数の発注業者のニーズを瞬時にマッチングし、活魚の混載輸送を実現するとした。

 さらに、「ルート計画」機能による輸送効率の向上により、発注業者にとって、輸送会社1社あたりの輸送費負担額を約60%削減できる見込みとのことだ。

ルート計画機能と積荷要領

 TISでは、活魚・鮮魚・加工品を扱う出荷業者・発注業者を中心にシェア拡大を図り、まずは2030年度までに売上高10億円、導入社数1000社を目指すとしている。