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TOKIUM、新リースの識別を支援するAIエージェント「TOKIUM AI新リース判定」を提供

新リース会計基準への対応工数を削減

 株式会社TOKIUMは7月31日、新リースの識別サポートに特化したAIエージェント「TOKIUM AI新リース判定」を提供開始すると発表した。

 2027年4月1日以降の事業年度より強制適用が開始される「新リース会計基準」では、原則としてすべてのリースをオンバランスで処理する必要がある。その一方で、リースの定義が変更となり、「リース」と記載がない取引でも同様の処理が必要になる「実質リース」という概念が生まれているため、膨大な契約書を確認し、該当する取引を識別する必要が生じているとのこと。

 こうした作業には多くの工数がかかると予想されていることから、TOKIUMでは今回、新リースに該当する可能性がある取引をAIが自動で判定するサービス「TOKIUM AI新リース判定」を提供する。

 具体的には、登録された契約書をAIが確認し、企業会計基準委員会が提示している判断基準に沿って、該当する可能性を自動で判定する。なお、判定結果とその根拠となった条文をCSVでダウンロードできるので、監査対応も効率化されるとした。

 また、契約期間や契約金額などの情報を各リース資産管理システムに合わせてCSVで出力でき、システムへのデータ連携を容易に実行可能。紙の契約書のスキャンはTOKIUMが代行するため、契約書のデータ化にかかる工数も削減できるとしている。