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日立ソリューションズ、労働時間の適正化を促す「PC自動シャットダウンサービス」を提供

PC自動シャットダウンサービスの概要図

 株式会社日立ソリューションズは、従業員による残業申請と管理職による承認を定着化し、退勤時間後のPC利用制限を行うことで働き方に関する意識変革を促す「PC自動シャットダウンサービス」を8月31日に販売開始すると発表した。

 PC自動シャットダウンサービスは、指定された退勤時間や一日の累計利用時間に応じて、従業員のPC利用を自動で制限する機能を提供する。PC起動時や退勤時間の前に画面上にポップアップ表示するため、従業員が業務効率や定められた労働時間を意識するようになる。また、利用制限の方法として、PCの自動シャットダウンだけでなく、ログオフや画面ロック、警告画面を出すなどの方法を選べる。

 PCの利用を延長したい場合は、従業員がPC利用時間変更申請を行い、管理職が承認を行うことで延長できる。急な出張などで社内ネットワークに接続できない環境でも、スマートフォンやタブレットなどのデバイス上で、PC利用時間変更申請や承認、却下を行える。さらに、管理職はワークフロー履歴の確認を行えるため、リモートで働く部下の勤怠管理を行う業務負担が軽減される。

 また、専用のポータルページでは、人事部門などの労務管理者が、従業員の勤務形態や勤務時間帯に合わせた「カレンダー」を設定することや、利用者情報の更新ができる。

 サービスはクラウド型で提供されるため、PCにエージェントを入れるだけですぐに利用できる。これにより、初期導入コストや運用管理の負担を大幅に軽減でき、スモールスタートで導入して、対象部署や従業員の範囲を柔軟に拡大していくなど、顧客のニーズに応じた柔軟な運用ができる。

 日立ソリューションズは、2017年からオンプレミス版の「PC自動シャットダウンシステム」を提供し、ラインアップ拡充を進めており、今後も従業員の柔軟な働き方と労働時間の適切な管理の両立を支援するとしている。