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OSK、AI検索やSFA連携で企業のDXを推進する統合パッケージ「SMILE & eValue」機能強化版

 株式会社OSKは20日、DX(デジタルトランスフォーメーション)統合パッケージ「SMILE & eValue」の機能強化版を提供すると発表した。オンプレミス版は11月20日から、クラウド版は11月26日から提供を開始する。

 OSKでは、基幹業務システム「SMILEシリーズ」とグループウェア「eValueシリーズ」を長年にわたって提供してきたが、DXへの取り組みが活発化する現在、企業の全社的なDXを支える「DX統合パッケージ」として、基幹業務システムとグループウェアに営業支援ツール(SFA)を加え、オールインワンで提供している。

 今回はこのDX統合パッケージにおいて、新たに、1)案件創出を支援する、2)業務負荷を減らす、3)AIで探す――といった3つのポイントで機能強化を行った。

 1)では、営業支援システム「セールスマネジメント」を強化。株式会社ハンモックの「ホットプロファイル」「ホットアプローチ」と連携し、企業データベースを活用した新規見込み客の開拓を行えるようになった。ターゲットリスト作成機能も搭載し、営業担当者が効率的に活動先を抽出できるように支援する。

 また、案件管理機能も強化され、営業担当者や部門ごとの予算管理を実現。予算と実績の進捗状況はポータルにリアルタイムでグラフを表示でき、営業部門だけでなく全社での共有を行える。

 2)では、販売管理機能「SMILE 販売」において、KMD Connect連携によるPDF一括配信機能を強化した。請求書や納品書の電子配信から自動保存までを一括操作で実現し、郵送費用や手作業を削減する。

 加えて、2026年度以降の手形廃止に備えた電子債権(でんさい)管理機能を搭載。また、新リース会計基準の強制適用を見据え、財務指標への影響を確認できるシミュレーションツールを提供するほか、人事・給与分野では、副業社員管理や、e-Gov連携による電子申請機能をクラウド版でも利用可能にした。

 3)では、クラウド版のドキュメント管理機能である「eValue V Air ドキュメント管理」に、生成AIを活用した新機能「スマート検索」を搭載した。自然文で質問を入力するだけで、AIが文脈を理解して該当文書を検索し、要約を表示することができる。