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ウォッチガード、小規模事業者から大企業まで対応するハイブリッド型SASE「FireCloud Total Access」を発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は21日、ハイブリッド型SASE「FireCloud Total Access」を発表した。

 FireCloud Total Accessは、エンタープライズクラスの機能を、マネージドサービスプロバイダー(MSP)や小規模なITチームでも利用可能にする、ゼロトラストおよびクラウド型セキュリティを実用化したSASEソリューション。迅速な導入とシンプルな管理を実現し、セキュアWebゲートウェイ(SWG)、サービスとしてのファイアウォール(FWaaS)、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、およびアイデンティティ管理を単一のクラウド型管理プラットフォームに統合している。

 クラウドベースで提供されるゼロトラストサービスとして、各種ユーザーに場所を問わずエンタープライズレベルのセキュリティを提供する。リモートワーカーをインターネット経由の脅威から保護すると同時に、SaaS、クラウド、プライベートアプリケーションへのシームレスなアイデンティティベースのアクセスを実現する。リモートユーザー向けVPNやハードウェアに伴うリスクと複雑性を排除することで、FireCloud Total Accessはあらゆる場所で働く従業員に対して、より高速で安全、かつシンプルな接続性を提供する。

 サービスは、既存のFireCloud製品スイートを拡充し、2025年初めに発表された同社のハイブリッドSASEのビジョンを推進するものとなる。

 ウォッチガードでは、FireCloud Total Accessは、SWG、FWaaS、ZTNAを単一プラットフォームに統合してWatchGuard Cloudで管理することにより、運用が効率化され、すべてのユーザーにエンタープライズグレードの保護をシンプルに提供し、ITチームがゼロトラスト態勢に段階的に移行するための実践的な方法をもたらすと説明する。

 FireCloud Total Accessは、ウォッチガードのUnified Security Platform(統合型セキュリティプラットフォーム)の一部として、単一のセキュリティエージェントを通じて提供され、同社のネットワーク防御、エンドポイント保護、多要素認証サービスとシームレスに統合されている。これらの情報はすべて、ウォッチガードのAI搭載XDRエンジンThreatSyncに送信される。これにより、相関分析、よりきめ細かい優先順位付け、迅速なレスポンスを実現するとしている。