ニュース

CTC、自己学習型AIが自律的に脅威へ対処するネットワーク脅威検知ソリューション「Darktrace」を提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は30日、英Darktrace Holdings Limited(以下、Darktrace社)と販売代理店契約を締結し、ネットワーク脅威検知ソリューション「Darktrace's ActiveAI Security Platform」(以下、Darktrace)の提供を開始すると発表した。

 「Darktrace」は、組織のITインフラ全体にわたる通信をリアルタイムに監視するソリューション。既存のネットワーク構成を変更せずに導入・運用を開始でき、独自に開発された機械学習(AI)により平時の挙動を学習し続けるため、異常な通信を自動で検知して自律的に遮断を行えるという。

 既知の攻撃パターンを事前に定義する必要がなく、導入企業側の負担を軽減可能なほか、従来の対策では見逃されやすい未知の脅威に対しても対処できるようになる点が特徴。また、クラウド環境や内部からの不正行為の検知も行え、複雑化したネットワーク全体の監視に対応するとした。

 なお、CTCは、協業パートナーであるDarktrace社とともに、製品導入や運用に関する技術支援を提供し、導入時の負担軽減と円滑な運用を支援するとのこと。同社は、大規模なネットワークを保有する製造業や物流・運輸業を中心に展開する考えで、3年間で20億円の売上を目指すとしている。