丸紅ネットワークソリューションズ、AIを活用したネットワーク脅威検知ソリューション「Darktrace」を提供

　丸紅ネットワークソリューションズ株式会社は8日、AIで企業ネットワークやクラウド環境を監視し、異常や脅威を検知するNDRソリューション「Darktrace」の提供を開始すると発表した。

　Darktraceは、企業ネットワークで利用されるあらゆるデバイスや利用者の定常状態をAIで学習し、それぞれの挙動をリアルタイムに可視化・分析して、進行中のサイバー脅威を自動的に検知するソリューション。

　ポートミラーリング方式のため導入が容易で、導入時の事前設計、ネットワーク構成の変更が不要。監視対象の内部ネットワークのコアスイッチよりパケットを自動収集し、その内容からネットワーク内のデバイスやユーザーを自動認識する。エージェントレスのため短時間で導入でき、すぐに機能を開始できる。

　また、AIを活用した検知を行うことで、従来のふるまい検知では見逃していた、想定外のマルウェアの挙動を検知する。誤検知や優先度の低い検知を減少させ、優先度の高い攻撃を把握できる。

　ネットワーク全体の可視化に対応し、ネットワークパケット、仮想環境の通信、SaaSの管理ログ、リモートクライアントの通信を取得して、統合的に監視できる。そのため、Darktraceでさまざまなシステム環境の脅威に対応できる。

　導入前には、顧客環境に実際に機器を設置して、無償で性能評価できるPoVの実施が可能（実施期間：1カ月）。要望に応じて、PoV実施中にセキュリティレポートを発行し、DARKTRACE担当エンジニアが解説を行う。

　また、Darktraceの提供と合わせて、顧客運用課題を解決するマネージドセキュリティサービス「Darktraceアラート分析・監視サービス」の提供にも対応する。