ニュース

クラスメソッド、AIを活用しながら品質を確保するAI支援型テスト駆動開発フレームワーク「Tsumiki」を公開

 クラスメソッド株式会社は29日、AIエージェント駆動型コーディングツール「Claude Code」の活用を体系化・効率化するフレームワーク「Tsumiki(積み木)」をオープンソースとして公開した。

 Tsumikiは、AI支援型のテスト駆動開発(AITDD:AI-assisted Test-Driven Development)という新たな開発手法を通じて、「仕様書ファースト」「テストファースト」「品質ファースト」の原則に基づいた、本番環境で信頼できるシステム構築を実現する。

 「動くコード」の生成にとどまらず、「仕様が明確で、テストで保護され、保守可能な本番品質のシステム」を、AIの力を最大限に活用しながら効率的に構築できるようにする。

 Tsumikiは、要件展開から実装までの包括的な開発フローを提供する「Kairo(回路)コマンド群」、テスト駆動開発の各ステップをAIが支援する「TDDコマンド群」と、複数のコマンドを組み合わせて開発プロセスを自動化する「統合ワークフロー」の各コンポーネントで構成される。

 クラスメソッドは、Tsumikiの業界別テンプレートへの拡張も予定しており、金融、ヘルスケア、製造、小売りなど、各業界の特性に応じた専門的なテンプレートを順次提供していくとしている。