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東芝デジタルソリューションズ、ディープラーニングで手書き文字認識精度を向上させた「AI OCR文字認識サービスV2.0」提供開始

 東芝デジタルソリューションズ株式会社30日は、クラウド型OCR「文字認識サービス」の新バージョンとして、申請書や届出書などに記載された手書き文字列の認識精度を向上させた「AI OCR文字認識サービス V2.0(以下、AI OCR V2.0)」の提供を開始した。

 AI OCR V2.0では、東芝デジタルソリューションズのOCR技術と業務適用ノウハウに、ディープラーニング(深層学習)技術を組み合わせることで、手書き文字列の読み取り精度を向上。従来の「1文字単位」の文字認識から、ディープラーニングを活用した「複数文字単位」の文字認識にすることで、1文字単位への切り出しが難しい「接触文字」「枠線にかかった文字」「つづけ字」の認識精度を向上した。

ディープラーニングを活用した「複数文字単位」の読み取りで認識精度を向上
「接触文字」「枠線にかかった文字」「つづけ字」などの認識精度が向上

 また、東芝デジタルソリューションズのOCR技術の強みである、帳票の種類(申請書や届出書など)を自動で識別して仕分けを行う「帳票識別機能」を、AI OCR V2.0にも搭載。事前に帳票を種類ごとに仕分ける必要がなく、さらなる業務の効率化を実現する。

帳票識別機能で仕分けが不要となり、利便性が向上

 読み取りモード(非定型読み取り、定型読み取り、請求書自動読み取り)と、利用形態(クラウドサービス、オンプレミス、組み込み)は、顧客の運用に応じて自由に選択でき、さまざまな業務・業態に柔軟に対応する。