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AMBL、企業の生成AI導入から高度化・運用改善までを包括的に支援する「Generative AI Suite」を提供
2025年6月17日 11:00
AMBL株式会社は16日、企業のDXと業務効率化を目的とした、生成AIの導入計画から実装、高度化・運用改善までを包括的に支援するサービス「Generative AI Suite」を提供開始すると発表した。
Generative AI Suiteは、顧客と共に価値を創ることを目指し、RAG(検索拡張生成)技術と社内データの連携による情報精度の向上に加え、企業のAI導入習熟度に応じた柔軟な支援プランを提供する。
AI導入の初期段階における課題の可視化・戦略立案から、PoC、システム開発、導入後の定着・運用支援に至るまで、すべてのプロセスを一気通貫で支援する。技術導入そのものだけでなく、現場での活用を見据えた業務設計や体制づくり、ナレッジの継承までを視野に入れた“共創型”のアプローチを採用し、顧客ごとに異なる業務フローや既存システムとの連携課題にも柔軟に対応しながら、自走可能なAI活用の実現をサポートする。
計画フェーズは、業務課題の深掘りからAI活用戦略の具体化までを支援するプロセスとして、AI導入の意義と優先度を明確にし、実効性のあるユースケースの選定とPoC設計につなげる。
実装フェーズは、生成AIの業務適用に向けた技術的・運用的な土台づくりとして、計画フェーズで特定されたユースケースに基づき、AIが実際に業務上で動き、成果を出す状態へとつなげていく。
高度化フェーズは、業務に実装された生成AIをさらに進化・定着させることを目的として、カスタムAIエージェントの構築や業界特化型のカスタマイズ、中長期の運用プラン設計を行う。
サービスは、Microsoft Azure OpenAIなどの生成AIモデルを各社専用のクラウド環境に構築して、クラウド認証連携や利用状況の可視化、プロンプトテンプレートなどを標準搭載した実用的な環境を提供し、迅速な実践投入を可能にする。
加えて、社内文書やナレッジベースなどの独自データをセキュアな環境で生成AIと連携させるRAG技術を活用することで、社内に蓄積された知識やデータを最大限に生かし、「自社に特化した」正確で実用的な回答を生成し、ハルシネーション(もっともらしいうその回答)のリスクを低減する。顧客ごとのデータは完全に分離して管理するため、情報漏えいの心配なく利用できる。
AMBLは、生成AIが注目される以前の2019年からAI事業を本格展開し、幅広い業界・業種におけるAI導入を支援しており、実績と知見をもとに、現在では150名を超えるAIの専門家体制を確立している。生成AIの活用が加速する中でも、実業務に根ざした活用方法の設計から、現場で使いこなすための内製化支援までを一気通貫で行う“共創型”の支援を強みとしており、顧客ごとの課題やフェーズに応じた柔軟な支援体制を提供するとしている。
サービスの料金(税別)は、環境構築サービスの初期費用が5万円、月額費用が1ユーザーあたり300円。RAGサービスの初期費用が5万円、月額費用が1ユーザーあたり200円。月額サポート料金は、週一回サポートが40万円(スポット支援向け)、0.5人月サポートが60万円(定常的な支援向け)1人月サポートが120万円(本格的な支援向け)。