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オキットの「Lux Line」とアット東京の「ATBeX」が連携、OIXや沖縄と首都圏ネットワークの相互接続性を向上

 株式会社オキットと株式会社アット東京は11日、オキットのネットワークサービス「Lux Line(ラグジュライン)」のネットワーク網と、アット東京のネットワークプラットフォームサービス「ATBeX(アットベックス)」が連携したと発表した。

 オキットは沖縄の立地特性を生かした各種サービスを展開しており、その中で、専用の光ファイバーをダイレクト接続することで高速通信を実現する高品質回線サービス「Lux Line」を提供している。この「Lux Line」のネットワーク網は県内最大級のバックボーンを持ち、インターネット接続および閉域接続を通じて、沖縄の地域IXである「OIX」や学術情報ネットワーク「SINET6」への接続サービス、拠点間接続サービスを提供しているという。

 一方、東京、大阪、福岡、札幌など日本全国13カ所でデータセンターサービスを展開するアット東京では、ネットワークプラットフォームサービス「ATBeX」によって、各データセンター間の相互接続に加え、パブリッククラウドをはじめとした多様なITサービスへの接続性を提供してきたとのこと。

 今回の両社の協業では、それぞれのサービスの強みを生かして、沖縄、東京、神奈川の企業や、同エリアにサービスを展開する事業者に対して、より利便性の高いネットワーク環境を提供するとした。

 「Lux Line」のネットワーク網と「ATBeX」が連携することにより、「Lux Line」の利用者は、「ATBeX」が提携するパブリッククラウドへの閉域接続や、国内外の主要データセンター、ネットワーク事業者、サービス事業者へのオンデマンドでの接続が可能になる。一方で「ATBeX」の利用者は、「Lux Line」のネットワーク網にOIXが接続していることから、沖縄県内へのネットワーク接続性が向上するとのこと。

 両社では、このように両サービスを組み合わせることで、クラウド接続からBCPを目的とした拠点間接続まで、柔軟で効率的なネットワーク構築を実現できると、その意義をアピールしている。