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NEC、OCI上で動作するVPNソフトウェアルーター「UNIVERGE IX-V100」

クラウド統合管理サービスも利用可能

 日本電気株式会社(以下、NEC)とNECプラットフォームズ株式会社は17日、ソフトウェアベースの仮想ルーター「UNIVERGE IX-Vシリーズ」の第1弾として、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で動作する「UNIVERGE IX-V100」を販売開始すると発表した。4月26日の出荷開始を予定する。

 UNIVERGE IX-Vシリーズは、VPN対応アクセスルーター「UNIVERGE IXシリーズ」のコマンド体系に準じたソフトウェアルーター。通信速度(利用可能な帯域)やVPN対地数の組み合わせによって複数のラインアップが用意されており、スケーラビリティの高いVPN環境を構築可能とした。

 また、NECプラットフォームズが提供しているクラウド型統合管理サービス「NetMeister」をサポートするので、UNIVERGE IXシリーズや、スイッチ・無線LAN製品「UNIVERGE QXシリーズ」も含めて、クラウド環境とオンプレミス環境のネットワーク製品を統合的に管理できるとのこと。

 その第一弾となるUNIVERGE IX-V100は、オラクルのクラウドサービスであるOCIに対応する。OCIは、特に通信量に対する単価設定がリーズナブルなため、クラウドに構築する各種アプリケーションやシステムとの通信が多く見込まれるユーザーにとって、UNIVERGE IX-V100との組み合わせは最適な環境になるとした。なお、OCIは東京リージョンのみに対応する。

 価格(税別)は、帯域1Gbps+IPsec 256対地/1年で12万円、帯域10Gbps+IPsec 256対地/1年で46万円など。両社では、初年度に年間100ライセンスの販売を見込んでいる。