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北海道大学、全学生約2万人と全教職員に「Office 365 Education」を導入

 日本マイクロソフト株式会社は、北海道大学が学生約2万人と全教職員が利用する情報基盤として、教育機関向けの統合型情報共有クラウドサービス「Office 365 Education」を導入したと発表した。北海道大学は同時に、教育機関向け包括契約(EES)の特典である「Student Advantage」を利用し、全学生が常に最新のOfficeを無償で利用可能となる準備を整えた。

 北海道大学では、2026年に至るまでの今後の具体的な改革戦略「北海道大学近未来戦略 150」を策定し、ICTを活用した教育や、BYOD(Bring Your Own Device)の導入を戦略の重要な柱と位置付け、学内のICT環境整備を進めている。

 今回、北海道大学ではOffice 365 EducationとStudent Advantageを利用することで、教員と学生のOfficeのバージョンを常に最新に保ち、BYODでの学習環境の向上と、トータルコストの削減を両立。また、これまで個々の教員が購入・管理していたソフトウェアの利用状況の適切な把握や、教職員の退職、異動に伴うライセンス管理の手間の簡略化により、コンプライアンスの向上にもつながるとしている。

 すでに2015年4月より一部の教職員が Office 365 Educationの利用を開始しており、今後、次期Office製品の提供開始時期を目途に、全学生、全教職員への展開が進む予定。また、今後は学生のBYOD推進に有効と思われるモバイルデバイス管理サービスや、クラウドの活用も検討している。

三柳 英樹