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日本HP、BYOD/SDNに対応するネットワーク統合管理ソフトの新版

10G BASE-T対応のギガビットスイッチ新製品も

 日本HPは18日、ネットワーク統合管理ソフトの新版「HP Intelligent Managemet Center v5.2(以下、HP IMC 5.2)」を発表した。併せて、ハイパフォーマンススイッチの新モデルとして、中小規模オフィス向け「HP 2920-24/48Gスイッチ」および大規模データセンター向け「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチ」を提供する。

ネットワーク統合管理ソフトの新版

 HP IMC 5.2は、ネットワーク統合管理ソフト。物理/仮想ネットワークを始め、論理ネットワーク、有線/無縁ネットワーク、そして220社6000以上のHPネットワーク製品および他社製ネットワークを一元管理する。

 新版では、従来の「Enterprise」「Standard」という2つのラインアップに加え、小規模ネットワーク向けの「BASIC」と無線LANに対応した「BASIC WLAN」を追加。管理デバイス数はEnterpriseが200デバイスから、Standardが100デバイスからなのに対し、BASICは有線LANを50デバイス、BASIC WLANは有線50デバイスと無線50デバイスを管理できる。価格はBASICが29万4000円、BASIC WLANが71万4000円。

 また、BYODを目的としたインフラを構築する製品として「IMC Smart Connect」および無線LANに対応した「IMC Smart Connect WLAN」を提供する。「Red Hat Linux OS」「IMC Stanard」をベースに「SQL Database」「User Access Manager」や無線LAN環境向けの「Wireless Service Manager」をあらかじめ製品に組み込んでいるため、接続デバイスの認識やユーザーのアクセス管理を行うBYOD環境を迅速に構築できるという。

 価格はIMC Smart Connectが155万4000円、IMC Smart Connect WLANが176万4000円。

HP IMC v5.2の特徴
直感的なオペレーションを実現

10G BASE-T対応のスイッチ新製品

 ハイパフォーマンススイッチの新モデルとして、中小規模オフィス向け「HP 2920-24/48Gスイッチ」および大規模データセンター向け「HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチ」を提供する。

 HP 2920-24/48Gスイッチは、10G BASE-TとOpenFlowに対応するL3スイッチ。1000BASE-Tを20ポート(24G)/44ポート(48G)実装し、残り4ポートをRJ45とSFPで排他利用できる。仮想シャーシ機能のプラグ&プレイに対応し、拡張モジュールによって、10G BASE-Tを最大4ポート搭載できる。また最大4台をプラグ&プレイでスタック接続可能。省電力化や摂氏0~55℃での稼働もサポートする。

 価格はHP 2920-24Gスイッチが24万9900円、HP 2920-48Gスイッチが41万7900円。

HP 2920-24/48Gスイッチの特徴
OpenFlow対応29機種は業界最多とのこと
背面追加モジュール
10G BASE-Tで10G接続コストが66%削減

40G対応の大規模データセンター向け新製品

 HP 5900AF-48G-4XG-2QSFP+スイッチは、1Gを48ポート、10G SFP+を4ポート、40G QSFP+を2ポート実装したハイエンドボックス型1Uスイッチ。データセンターのトップオブラック製品として40Gアップリンクを有し、1G接続のサーバー群を高密度に集約できる。

 価格は207万9000円。

(川島 弘之)