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内田洋行ITソリューションズ、マスタ設定なしで多様な帳票に対応できるAI-OCRサービス「UC+スキャン」

 株式会社内田洋行ITソリューションズ(以下、ITS)は22日、業務クラウドサービス「UC+(ユクタス)シリーズ」のラインアップに、AI-OCRによって文書を自動データ化できるサービス「UC+スキャン」を追加し、提供開始したと発表した。

 「UC+スキャン」は、請求書をはじめとする取引関係書類のPDFデータをAI-OCRで読み取り、文書内の項目と値を文字認識してデータ化できるサービス。従来型のOCRでは帳票ごとに位置指定が必要で、取引先・請求書ごとにフォーマットが異なるため、マスタ設定に多大な手間を要していたが、新サービスでは、AIが項目名と値を類推して読み取るため、マスタ設定なしでさまざまな帳票に対応できるという。

 また、ITSの文書管理システム「UC+ドキュメント」と連携させることにより、従来は手入力が必要だった取引先・金額・日付などの情報を、タグとして自動登録可能。省力化はもちろん、手入力によるミス削減につながるとした。さらに、Web APIを用いてAI-OCR機能を基幹システムに組み込むこともできるとのこと。

 料金は月額の従量課金制(ページ数×単価)となり、単価は月ごとの利用ページ数によって段階的に変化する方式を採用している。1ページあたりの単価は、例えば、月間100枚までの場合は30円、101~300枚で20円、301~1000枚では15円など。