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内田洋行ITソリューションズ、建設業向けのWeb ERP「PROCES.Sエンタープライズバージョン」

 株式会社内田洋行ITソリューションズは8日、建設工事業向けERPシステム「PROCES.S(プロセス)」を強化し、クラウド環境に対応したWeb型ERP「PROCES.Sエンタープライズバージョン」として3月20日より販売開始すると発表した。

 「PROCES.Sエンタープライズバージョン」は、いつでも、どこでも、リアルタイムに財務や工事情報を活用できるWeb型ERPシステム。建設・工事業に特有の管理項目を標準搭載しており、蓄積された情報を、あらゆる条件と視点から自由に抽出・照会・出力することができる。また、Web対応の自由帳票機能が追加され、モニタリングを強化しているとのこと。

 さらに、工事に対する完成見込原価、利益の確認といった機能を強化。契約前の案件情報や実行予算、今後支出見込入力により、最終予想利益の早期把握を可能にしているという。なお、販売データは仕訳として財務管理システムに連動でき、販売と工事の実績を合算した管理を行える。

 また業務管理における請求、支払、入金管理の入金、手形管理の手形決済など、財務連動を必要とする各種データは、自動仕訳によって即時更新される仕組み。統合データベースにより、基幹業務で必要なデータ/マスタは一元管理され、二重入力も排除されるという。

 加えて、経営者、経理担当者、現場管理者のそれぞれの視点から迅速に課題を発見できるように、ユーザーインターフェイスがより確認・活用しやすいものへと変更された。財務や工事の進ちょくなどの見たい情報・条件を記憶し、担当者ごとのオリジナルの照会画面を簡単に作成することができる。部署や担当者ごとのレポート作成機能や「お気に入り」登録機能も備えているので、ワンタッチで“欲しい情報”にアクセス可能だ。

 このほか、現場での働き方改革が進行していることを受けて、日報管理、作業員手配や工数集計など、日常的に利用しているシステムとの連携が行えるように、API連携機能も搭載している。

 なお、システムはクラウド、オンプレミスから選択でき、Windows Server 2016、SQL Server 2016の環境が必要。価格は、クラウド版が月額10万円から、オンプレミス版が500万円から。別途、カスタマイズ、サポート費用などが必要に応じて発生する。