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ソフトクリエイト、生成AIサービス「Safe AI Gateway」でチャットボットの外部公開機能を提供
1つのプランで社内向け・社外向けのチャットボットを併用
2025年4月21日 12:33
株式会社ソフトクリエイトは18日、企業・団体向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」において、チャットボットを外部公開できる機能を追加したと発表した。
Safe AI Gatewayは、企業が生成AIを「安全・簡単」に利用できるように開発されたサービス。MicrosoftのAzure OpenAI Serviceを基盤に採用し、独自のインターフェイスを通じて、ChatGPTをはじめとする最先端の生成AI技術を、情報漏えいやセキュリティのリスクを心配することなく容易に導入・活用できるという。
今回は、「チャットボットをユーザー認証なしでさまざまな用途で利用したい」というニーズに応える形で同サービスの機能を拡張し、社内向け・社外向けの両用途でSafe AI Gatewayを併用できるようにした。具体的には、チャットボットごとに専用のURLが発行し、利用者がそのURLにアクセスするだけでチャットボットを利用できるようにしている。
これにより、Webサイトに組み込んで問い合わせ対応チャットボットとして利用したり、イベントやキャンペーン専用の問い合わせ窓口として活用、外部関係者やグループ企業への情報共有としてURLを提供したり、社内のオンライン資料ページやポータルサイトにリンクとして掲載したりといった、多様な用途に1つのシステムで対応可能になったとのこと。
なお、外部公開機能を利用した場合でも、チャット履歴やシステム内データは生成AIの学習に一切使用されないほか、第三者のセキュリティチェックを実施済みのシステムによる提供、論理的に分離されたデータ保管などのセキュリティ対策も徹底しており、利用者が安全にAIを活用できる環境を提供するとしている。
この外部公開機能は、Safe AI Gatewayの利用プランのうち、1つのシステム環境を複数社で共有する「マルチテナントプラン」のみで利用可能だが、近日中に「ワイドプラン」への対応も予定しているとのことだ。あわせて、攻撃的な質問や敵対的な内容を抑制するフィルタ機能や、同じ情報ソースをもとに、外部と内部で回答精度や粒度を調整できる機能などの提供も予定されている。