ソフトクリエイト、Webサイトなどに設置する生成AIチャットボットを簡単に作成できるサービス「Safe AI Bot」

　株式会社ソフトクリエイトは28日、大規模言語モデル（LLM）を利用し、自社のWebサイト等に設置できる生成AI型チャットボット「Safe AI Bot」を提供開始したと発表した。商品カタログや問い合わせ履歴などのファイルをアップロードするだけで、最短1分で自社サイトに設置可能な生成AIチャットボットを作成できるという。

　Safe AI Botは、生成AIを用いたチャットボット機能を、最短1分で作成できるサービス。企業が生成AIを安全・簡単に利用できるサービス「Safe AI Gateway」のチャットボット機能から派生した製品として開発された。

　質問を想定したFAQの作成やシナリオ設計といったわずらわしい作業は不要で、商品のカタログデータや問い合わせ履歴、マニュアル等のデータ（対応データ形式：PDF、TXT、HTML、CSV、XML、ODS）をアップロードするだけで、生成AIが顧客との自然で柔軟な会話を生成してくれるという。

　商品ラインアップや仕様の変更などがあった場合は、ファイルをアップロードし直すことで、迅速に回答内容の更新が可能。また、回答が難しい質問や、特定の回答へ誘導したいケース等は、その部分だけFAQを作成しアップロードすることにより、チャットボットの回答精度を上げられるとのこと。

　さらに、利用企業ごとに分離された専用環境を提供するので、アップロードしたデータや入力した内容は個別に管理され、安全に利用できる点も特長。入力データはAIの学習には利用されず、厳格に保護されるとした。

　なお、回答様式（プロンプト）が登録できるので、回答してほしいスタイルがある場合でも、利用企業のビジネスに合わせて設定できる。また、デザインテンプレートが標準で3種類用意されるほか、オプションで利用企業専用のデザインにも対応するとのことだ。

　価格は、利用上限文字数が100万文字、チャットボット数が1つの「スタンダードプラン」で、初期費用が10万円から、月額費用が10万円。有料オプションとして、組み込み支援サービス、チャットボットの精度向上をサポートする伴走支援サービスも提供する。