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オラクル、「Oracle Cloud HCM」に社内コミュニケーションと従業員向けイベント管理機能を追加
2025年3月27日 14:12
米Oracle(以下、オラクル)は現地時間20日、人材管理クラウド「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(以下、Oracle Cloud HCM)」内の従業員エクスペリエンスプラットフォーム「Oracle ME」に、新しい社内コミュニケーションおよび従業員向けイベント管理機能を追加したと発表した。
Oracle ME内の「Oracle Fusion Cloud Communicate(以下、Oracle Communicate)」ソリューションの最新のアップデートにより、人事部門は全社的なイニシアチブにおける従業員エンゲージメントを向上させ、マネージャーがより効果的なコミュニケーションを提供して生産性向上を支援し、従業員同士が連携して活動するイベントを通じてインクルーシブな文化を醸成できるようになるとしている。
Oracle Communicateは、従業員向けイベント管理と従業員データを連携させる。これにより、従業員が重要なイニシアチブに基づき行動するよう推進し、生産性を向上させ、企業文化を育成し、より優れた従業員エクスペリエンスを構築する、パーソナライズされた社内コミュニケーションの創出を支援する。
人事部門は、包括的なイベント管理機能により、新入社員のオンボーディングやオープン・ポジション登録など、企業の優先的なイニシアチブをサポートするイベントを作成および推進できる。また、柔軟なターゲティングツールにより、人事部門がメール、テキスト、「Oracle Activity Center」など、あらゆる好ましいコミュニケーション方法を通じて、適切な従業員と適切なタイミングでやり取りできる。
さらに、リアルタイムのイベント分析により、人事チームはエンゲージメントに関するインサイトを活用して、より効果的にイベントを企画および促進し、より多くの参加を推進できる。
マネージャーは、管理機能の強化により、学習および育成トレーニング、戦略とビジョンの連携、チーム構築など、優先的なイニシアチブをサポートするイベントをチーム向けに作成および推進できる。また、パーソナライズされたコミュニケーションツールにより、マネージャーがターゲットとするチームメンバーにカスタマイズしたメッセージを送信し、新しいイニシアチブの立ち上げ後の進捗状況のレポートやチーム表彰の促進など、特定の行動を推奨できる。
さらに、データドリブンな分析サイトにより、マネージャーはチームメンバーのイベント参加に関するインサイトを確認し、より適切なコーチングとキャリア開発に関する会話に重要な学びを活用できる。
従業員は、新しいセルフサービスイベント管理機能により、学習、育成、コミュニティを推進する従業員同士が連携して活動するイベントを作成および推進し、同じ関心を持つ仲間とのつながりを支援できる。
使いやすいコミュニケーションツールにより、従業員は「Oracle Activity Center」全体でイベントを共有したり、ニュースレターのダイジェストを作成したりするなど、企業文化を強化できる。また、AIを活用した機能により、場所、活動、パーソナライズされた関心などのデータに基づき、従業員イベントを推奨する。
さらに、統合コミュニケーションハブにより、従業員は人事主導のイニシアチブ、チーム通知、従業員主導のイベントなど、すべてのコミュニケーションを確認でき、最も関連性の高い活動に簡単にエンゲージメントできる。