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モルゲンロット、AIデータセンターの構築に向けた仮想化運用プラットフォーム「MORGENROT TailorNode」を提供
2025年3月25日 08:00
モルゲンロット株式会社は24日、AIデータセンターの新たなビジネスモデルを可能にする仮想化運用プラットフォーム「MORGENROT TailorNode(モルゲンロット テイラーノード)」を、日本、北米、東南アジア、中東、ヨーロッパに向けてグローバルに提供開始すると発表した。同サービスにより、企業はGPUリソースの効率的な管理と最適化を実現し、生成AIやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に関わる計算環境を、より柔軟かつ効果的に運用できるとしている。
MORGENROT TailorNodeは、プライベートGPUクラウドの構築、オンプレミスサーバーの統合管理、自社やグループ企業内での計算リソース共用、さらに外部企業への計算リソース貸し出しまでを可能にする、仮想化運用プラットフォーム。AIデータセンターやGPUサーバーを保有、または今後導入を検討する企業の多様なニーズに対応し、新たなビジネスモデルの創出を支援する。
MORGENROT TailorNodeを導入することで、単一拠点または複数拠点に分散するAIデータセンターの計算リソースを、GPU 1基単位で仮想化し、柔軟なリソース配分を実現する。これにより、計算リソースを活用する顧客の各種ニーズに対応するとともに、優れたコストパフォーマンスと高いセキュリティを確保した運用を可能にする。
計算リソースの一元管理が可能で、GPUサーバーやAIデータセンターを統合管理し、効率的な稼働を実現。仮想化による柔軟なリソース分割で、独自技術によりGPUサーバーをGPU 1基単位に分割し、最適な計算リソースを提供する。
ジョブ単位でのサーバー管理もでき、利用状況をジョブ単位で把握し、統計分析による最適化を促進。複数部門・拠点での共用化も可能で、GPUaaS(クラウド化)により、複数ユーザーの同時利用を実現する。また、外部へのリソース貸し出しとして、余剰GPUリソースを外部企業に提供できるようにし、活用の最大化を支援する。
管理者・利用者ともに使いやすい、GUIベースの操作環境を提供。予約・ポイント制課金機能により、サーバー予約やポイント制による利用管理機能を提供。リアルタイム稼働モニタリングもでき、稼働情報を常時監視し、異常を検知した際には通知を行う。
モルゲンロットは、AIデータセンターの構築・運用におけるコンサルティングから、顧客がAIデータセンターを実際に利用できる状態にするクラウドサービス化までのプラットフォーム構築を、一気通貫で対応できると説明。これまで、グローバル企業、国内の大手企業や中小企業まで幅広いプロジェクトへ参画した知見を基に、初期段階の導入コンサルティングから柔軟な支援を提供するとしている。