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AIが自動で文書を分類するクラウド型の文書管理サービス「OPTiM 文書管理」

全文AI-OCR処理によりすべての文書の全文検索にも対応

 株式会社オプティムは19日、クラウド型の文書管理サービス「OPTiM 文書管理」を提供開始すると発表した。法定文書や稟議(りんぎ)書、申請書、許可書など、業務で取り扱うさまざまな文書をAIで解析し、自動分類の上で管理台帳を作成してくれるという。

 「OPTiM 文書管理」は、さまざまな文書をクラウドにアップロードするだけで、文書保管・参照運用を簡単に確立できるサービス。多くの企業で保管ニーズのある取締役会議事録や監査報告書などの法定文書から、企業ごとに特色がありフォーマットも多様な稟議書、仕様書、報告書、議事録、マニュアルなどの専用書類まで、文書の種別を問わずまとめて保管できるという。

 利用にあたって、稟議書・報告書・申請書など、あらかじめ文書の分類を設定しておくことにより、AIが分類別に文書の自動仕分けを行ってくれるため、手動で分類を選択する手間を減らせるとした。なお「ビジネスプラン」の場合、累積保管容量は1TBまで、ファイルあたりの容量は5GBまで対応する。

 また、文書の分類ごとに管理項目の「項目名」「形式」を設定するだけで、アップロードされた文書からAIが自動で情報を抽出し、管理台帳を作成する。抽出項目は利用者側でのカスタマイズに対応しているので、自社の独自フォーマットに合わせて専用の解析方法を作成し、自社に最適化したAI解析・管理台帳の作成を行えるとした。

 さらに「AI解析用読み取り指示」を記載することで、抽出する情報の範囲や条件を細かく指定することも可能だ。

 加えて全文検索機能も備えており、任意の文言を膨大な登録文書の中からピンポイントに検索可能。スキャンデータに対してはアップロード時に全文AI-OCR処理を行えるので、文書のテキスト埋め込みの有無を問わず、すべての文書に対する全文検索を実現するとしている。

 価格(税別)は、ストレージ容量300GB、AI解析機能が年間1000件までの「スタータープラン」が月額10万円、ストレージ容量1TB、AI解析機能が年間3000件までのビジネスプランが月額15万円。それ以上の規模にも対応する「エンタープライズ」プランは個別見積もりとなっている。