ニュース

Sansanのカード型デジタル名刺「My Eight Card」、フォトシンスの入退管理システムと連携

スマートロックを施解錠するスマートキーとして利用可能に

 株式会社Photosynth(以下、フォトシンス)とSansan株式会社は12日、フォトシンスのクラウド型入退管理サービス「Akerun入退室管理システム」(以下、Akerun)と、Sansanの名刺アプリ「Eight」で提供しているカード型デジタル名刺「My Eight Card」が連携開始したと発表した。この連携によりMy Eight Cardは、Akerunのスマートロックを施解錠するスマートキーとしても利用できるようになるという。

 「Akerun」は、既存の扉に工事不要で“後付け”導入できる入退室管理システム。スマートフォンや交通系ICカード、ICカード社員証などを用いて、利用者が容易に鍵を開閉できるだけでなく、管理者が入退室の権限を制御したり、入退室履歴をリアルタイムで確認したりできる機能を備えている。

 一方の「My Eight Card」は、NFCチップを内蔵したカード型のデジタル名刺。相手のスマートフォンをかざしてもらうだけで、名刺アプリ「Eight」に登録されている名刺情報をスムーズに渡せるほか、1枚あれば名刺忘れや名刺切れの心配がなく、何度でも名刺交換を行える点もメリットとした。

 今回はこの「My Eight Card」が、「Akerun」のスマートキーとして利用可能になった。オフィスの管理者が「Akerun」のWeb管理ツールを使用し、従業員の「My Eight Card」をスマートキーとして登録することにより、機能を付与可能。なお「Akerun」を利用している企業の従業員側でも、Eightアカウントを作成して「My Eight Card」に情報を登録する必要があるとのことだ。

 スマートキーとして登録されると、「Akerun」のICカードリーダーにかざすことで、オフィスのドアの施解錠が可能になるほか、従業員の入退室の履歴やログが記録される。なお、退職や異動が発生した際には、「Akerun」のWeb管理ツールから簡単にスマートキーの登録変更・削除を行えるとした。

 また両社では今回、両製品・サービスの連携を記念して、4月25日まで共同キャンペーンを実施する。キャンペーン期間中に「Akerun」を新規契約した企業は、特別価格で「Akerun」を利用可能になるとともに、希望枚数分の「My Eight Card」が無償提供されるとしている。