パーソルビジネスプロセスデザイン、データ活用によって“再現性の高い営業組織”への変革を支援サービス

　パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は10日、セールスイネーブルメントSaaS「SALESCORE」を開発・提供するSALESCORE株式会社と共同で、データ活用によって“再現性の高い営業組織”を立ち上げるサービス「データ駆動型の営業組織変革サービス」を提供開始すると発表した。

　「データ駆動型の営業組織変革サービス」は、営業活動データの収集と活用を推進し、データを軸とした営業活動や戦略立案、成果の最大化を実現するサービス。営業組織における課題整理などのコンサルティングから、データを軸としたハイパフォーマー分析、ナレッジ定着化、業務設計など「SALESCORE」の各プロダクトの導入・運用支援、その後の商談から受注獲得までの一連の流れを、データを活用して支援するという。

　具体的には、3つのメニューを用意した。

　1つ目の「営業プロセス再構築（データ駆動型セールス構築）」では、データ駆動型の営業活動を実現するための業務プロセス再構築を支援する。なおこの分野では、ツールを導入するだけでは目的を達成することが難しいため、パーソルビジネスプロセスデザインの営業スペシャリストが介在し、ツール導入前のプロセス再設計、導入後の活用定着も合わせてサポートするとのこと。

　製品としては、営業活動の予実を管理するツール「VISUALIZE」や、SFA（営業支援システム）の活用状況を可視化する「SFA Success Tracker」などを利用する。

　2つ目の「セールスイネーブルメント支援（営業力の平準化）」では、営業スキルや知識の共有・管理を促進し、組織全体の営業力強化を図る。具体的には、約20年にわたってパーソルビジネスプロセスデザインが培ってきた組織変革ノウハウと「VISUALIZE」を組み合わせ、ハイパフォーマーの傾向分析や営業の“勝ち筋”の抽出・浸透を実現するとしている。

　最後の「データ駆動型セールス実行支援（営業マネジメント・営業代行）」では、スペシャリストによる運用マネジメント支援、ならびにそれに付随した実働支援を提供する。こちらのメニューでも、「VISUALIZE」、SFAへの入力工数を削減する「SYNC」などのSALESCORE製品を活用し、データを軸とした運用や実行支援を行うとした。

　両社では、こうしたメニューにより、「SFAを導入できていない」「SFAを導入しているが定着せず、必要なデータを蓄積できていない」「データの分析や利活用ができていない」といった課題を抱える企業を支援し、データを軸とした営業戦略・営業活動の実現とデータ駆動型の営業組織への変革を促すと、そのメリットをアピールしている。