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テンダ、更新履歴を保存可能にした「Dojoウェブマニュアル Ver.2.5」 ワークフロー形式の承認機能にも対応
2025年3月6日 08:00
株式会社テンダは5日、マルチデバイスマニュアル作成・共有システム「Dojoウェブマニュアル」の新版として、更新履歴の保存機能、ワークフロー形式の承認機能などを搭載した「同 Ver.2.5」をリリースしたと発表した。
Dojoウェブマニュアルは、主に現場での作業マニュアルや機械操作の手順書などを、マルチデバイスで作成し、クラウド上で共有・管理できるシステム。作業を実際に行いながら、その様子をスマートフォンで撮影することでマニュアルを作成でき、音声認識機能により説明文も自動入力可能なため、業務内容や作業指示のデジタル化・ペーパーレス化を簡単に行えるという。
今回の新版では、ISO 9001などの品質マネジメントシステム(QMS)に代表される、文書管理要件が求められる現場で利用可能になることをターゲットに、作成したマニュアルの管理機能強化を行った。
具体的には、まず、マニュアルの更新履歴を保存する更新履歴管理機能が追加された。マニュアルの保存を行うと、現在のマニュアルのコピーを保存し、そのコピーに修正を加えたものを新しい履歴として保存する仕組みで、マニュアルの一覧画面では最新の内容のみが表示され、更新履歴は専用のボタンから確認できる。
これにより、業務の品質管理や監査対応を容易に行えるようになったほか、保存したマニュアルの履歴からの復元に対応しているため、意図しないマニュアル更新があった場合でも復元が可能で、利用者にとっての利便性も向上している。
また、これまでマニュアルの承認機能はシングル承認にのみ対応していたが、ワークフロー形式の承認機能が設定できるようなった。実際の業務に合わせた承認ステップを設定できることから、特に大規模に利用する場合の業務効率化に貢献するとのこと。