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NEC、伊藤忠商事の社員寮向けに顔認証技術を用いた入退管理サービスを提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、伊藤忠商事株式会社が新設した社員寮向けに、顔認証技術を活用して入退を管理する「次世代マンションサービス」を提供すると発表した。

顔認証の利用イメージ

 顔認証とは、顔の目、鼻、口などの特徴点の位置や顔領域の位置や大きさをもとに照合を行う技術で、顔は、普段から人間が相手を判別する手段として利用しているため、利用者の心理的負担が少ないと言われている。

 NECでは以前からこの顔認証技術の開発に取り組んでおり、高精度な認証技術を有しているほか、生体認証ソリューション「Bio-IDiom Services」のひとつとして、オフィスやマンション、工場、工事現場などにおける入退管理のスマート化を支援してきた実績を持つとのこと。

 「次世代マンションサービス」は、こうした実績のあるNECの顔認証技術を活用し、入退時のセキュリティを強化するとともに、入退ログの管理により、居住環境の安全性の向上を図るもの。人間の“顔”を用いて認証を行うため、入寮者は、鍵の紛失や置き忘れ、荷物で手がふさがっている状態での鍵の取り扱いといった煩わしさから解放されるとのことだ。