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シフト管理サービス「oplus」、NGパターンの設定により夜勤や三交代制のシフト作成を効率化

 Oplus株式会社は20日、シフト・勤怠管理サービス「oplus(オプラス)」の業務パターン機能をアップデートしたと発表した。早番や遅番などの割り振る順番を「業務パターン」として登録できるだけでなく、NGパターンの設定が可能となったため、「夜勤」や「三交代制」のシフト作成が必要な業界において、複雑なシフト作成が効率化されるという。

 「oplus」は、店舗などでのシフト提出・作成を支援するクラウドサービス。店長・管理者、スタッフ・従業員間のやり取りを効率化できるほか、各スタッフから提出されたシフト希望のシフト管理画面への自動転記、シフトの自動作成といったさまざまな機能によって、シフトの作成・管理をサポートするという。また上位のプランでは、勤怠管理機能も利用可能だ。

 一方で、夜勤や三交代制に対応するシフト作成は、すべての時間帯に計画的に従業員を配置する必要があり、従業員数が多くなるにつれて、非常に複雑になるほか、「労働時間の上限」「深夜の割増賃金」といった法令順守や、従業員の健康面、公平性、各自の希望などを十分配慮し、夜勤スタッフが働きやすい環境を整備することが求められているとのこと。

 そこで「oplus」では、こうした場合のシフト作成の効率化を目的に、「業務パターン」「NG業務パターン」機能を開発した。「業務パターン」では、夜勤や三交代制のシフトにおいて、早番や遅番などを割り振る順番が決まっている場合に、それをパターンとしてあらかじめ登録できる。「夜勤入り→夜勤明け→公休」「早番→中番→遅番」といったシフトの順番や、「夜勤入りの前の日は必ず日勤を割り当てる」「夜勤明けの翌日は必ず公休にする」といったルールを設定可能だ。

 一方の「NG業務パターン」では、「遅番の次の日に早番を割り当てない」「遅番を2日連続で割り振らない」「早番A・早番Bのうち、早番Aのみ遅番の後に割り当てない(早番Bは遅番の後でも可)」といった、NGのパターンを設定できる。これにより、連続勤務や、組み合わせたくない業務の回避なども容易に行えることから、シフト作成の作業効率向上に寄与するとした。

 なお、自動シフト作成機能を活用する際は、これらの条件を考慮した上で自動的にシフト作成を実行可能。手動でシフト作成を行う際にも、登録した業務パターンをワンタッチで選択でき、日ごとに早番や遅番などを割り当てる必要がなくなるので、シフト作成業務が効率化されるのみならず、作成したシフトにNGパターンが該当した場合には、アラートを通知してくれるとのこと。