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フォーティエンス、企業の売り上げに関わる「レベニュー組織」を対象とした人材アセスメントサービスを提供
2025年10月16日 14:38
フォーティエンスコンサルティング株式会社(旧社名:株式会社クニエ。以下、フォーティエンス)は16日、BtoB企業のレベニュー組織を対象とした「レベニュー組織・人材アセスメントサービス」を提供開始した。
フォーティエンスでは、近年、サブスクリプション型やサービス型などの多様なビジネスが拡大する中で、単一部門の努力だけで売り上げを最大化することが困難になり、顧客接点を持つ各部門の連携が不可欠となっていると説明している。そのため、売り上げに関わる営業部門やマーケティング部門、カスタマーサクセス部門を個々の組織として捉えず、「レベニュー組織」という概念で統合した組織体として捉え、企業の売り上げ向上を図るRevOps(Revenue Operations)が注目を集めているという。
レベニュー組織における大きな課題としては、各活動が組織や個々の担当者のスキルや経験に依存することで成果の断絶や活動の属人化を招き、企業として「面で成果を上げる」ことが難しいという課題がある。レベニュー組織として成果最大化を図るためには、個々の担当者のスキルに加え、戦略、業務プロセス、組織間連携、マネジメント、IT活用など複合的な要素へのアプローチが不可欠となる。
そこでフォーティエンスは、顧客接点領域改革と人事領域改革の専門チームが持つ知見を融合し、業務、IT、人といった多角的な観点からレベニュー組織の課題を可視化するサービスを提供する。
レベニュー組織・人材アセスメントサービスは、レベニュー組織の成熟度を「組織」と「人材」の両面から総合的に評価するアセスメントサービス。幅広い観点から課題を特定し、部門横断での改革を支援する。これにより、持続的に高い成果を創出するレベニュー組織を実現する。
組織アセスメントは、戦略、活動、制度・ルール、人材・組織の観点に沿って評価を実施。活動プロセスや導入ツールの活用度合い、人材要件定義・育成など組織に必要な観点を網羅的に診断する。
人材アセスメントは、レベニュー人材(マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサポート)を対象にアセスメントを実施する。テクニカルスキル、コンセプチュアルスキル、ヒューマンスキルの3つのスキル観点に沿って、アプローチから受注まで一連の活動を遂行する実践スキル、活動を管理するマネジメントスキル、コミュニケーションスキルなど担当者の能力を網羅的に診断する。
独自の評価項目を用いて、レベニュー組織の営業プロセス・制度・ツールの整備状況や担当者のスキルなどを多角的に診断し、短期間でレベニュー組織の現状を可視化する。この結果とKGI/KPIなどの成果指標の達成状況を組み合わせて評価することで、適材適所の配置やパフォーマンスの低い人材のスキル底上げ、従業員のエンゲージメント向上など、レベニュー組織として成果を生み出す上で取り組むべき課題を明確化する。
さらに明確化した課題に対して、
フォーティエンスが持つ顧客接点領域、人事領域に関する業務知見、改革ノウハウを生かし、最適な打ち手(改革テーマ)やロードマップを提案する。
サービスの費用や期間は個別見積もり。フォーティエンスは今後、特に製造業をはじめとする企業に対してサービスを提供することで、企業の収益・人材に関する経営課題の解決に寄与するとしている。