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ウイングアーク1st、データ活用プラットフォーム「MotionBoard」の生成AI搭載版を12月20日より提供

 ウイングアーク1st株式会社は、データ活用プラットフォーム「MotionBoard」において、生成AIを搭載した新版を12月20日より提供開始すると発表した。まずはクラウド版の「MotionBoard Cloud」から提供され、パッケージ版はその後順次提供される予定。

 MotionBoardは、データ活用に必要な機能を1つのプラットフォームで提供するBIツール。社内に散在するさまざまなデータと接続して意思決定に必要な情報を集約し、多様な形式でわかりやすく可視化できるため、属人化しやすい集計・分析業務を誰でも気軽に行えるようになるという。

 ウイングアークでは現在、主要製品すべてに生成AIを適用する開発方針のもとで製品開発を進めているが、12月の提供開始が予定されている生成AI版の「MotionBoard」では、ユーザーの指示や会話に応じてインタラクティブにダッシュボードの生成が可能な「AIウィジェット」が搭載される。

 これを利用すると、従来、1画面あたり半日程度を要していたダッシュボード開発の短縮が見込まれており、AIとの対話を通じて最短10秒で自動生成できるようになるとのこと。また、入力フォームが含まれた画面の生成にも対応しているため、データを含めた業務アプリの作成も行えるとしている。

 さらに、これまではスキルが必要とされていたデータ分析も、AIに質問を投げかけるだけで実行可能。データベースに格納されている構造化データに加え、テキストや図版などの非構造化データも取り込んでデータ化することにより、柔軟にデータを活用できる環境を実現するとのことだ。

 価格は、10ユーザーあたり6万円(税別)から。