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日立ソリューションズ・クリエイト、人材管理の高度化を支援する日立のサービス「HPA」を販売

従業員エンゲージメント向上支援ソリューションを強化

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは23日、株式会社日立製作所(以下、日立)のサーベイソリューション「日立人財データ分析ソリューション」(Hitachi People Analytics、以下、HPA)の取り扱いを開始すると発表した。同社では、従業員エンゲージメント向上活動を支援するソリューションとして、2024年4月より「従業員エンゲージメント育みサービス」(以下、育みサービス)を提供しているが、「HPA」の取り扱いによって、同分野のラインアップを強化するという。また「育みサービス」では、従業員エンゲージメント向上のキーとなる1on1の計画・実施時の負担を軽減する「1on1サポート」を強化する。

 今回、取り扱いを開始する「HPA」は、サーベイと日立独自の意識モデルを用いて、生産性や配置・配属のフィット感に対する従業員一人ひとりの意識を見える化し、施策立案を支援するソリューションで、筑波大学との産学連携により開発された。

 サーベイ回答者には自身の回答結果を、またサーベイ回答者の上司には、部門平均だけではなく、部下一人ひとりの回答結果をフィードバックする仕組みを備えており、上司と部下で結果を共有して1on1などで活用する、といったことが可能になるという。

 加えて、サーベイ実施にとどまらず、結果のデータ分析から組織課題の解決に向けた施策提案まで、一括して対応可能な点も特徴。のべ約14万人以上のサーベイ回答結果から得られた知見を取り入れながら、従業員一人ひとりに向き合った組織開発を支援するとのこと。

 日立ソリューションズ・クリエイトでは、「HPA」のサーベイによって、職場で働く人々の意識の定点観測(測定)・分析を実施し、「育みサービス」による“日々の従業員エンゲージメント向上”を継続的に実現することで、企業における従業員エンゲージメント向上の好循環を生み出し、企業価値向上を支援するとしている。

 一方、「育みサービス」では、計画・実施時の負担を軽減し、効果的で質の高い1on1を実現させるためのサポート機能を追加した。Microsoft Outlookを参照し、1on1実施者(上司、部下)双方の空きスケジュールの中から候補日時をピックアップして提案してくれる。また、簡単な操作でMicrosoft Outlookスケジュールの登録とMicrosoft Teams会議の予約を行えるとのこと。

1on1候補日の提示・Microsoft Outlookスケジュール連携イメージ

 なお、実施済みの1on1の概要については、部門内もしくは人事部などの管理部門でも把握でき、「効果的で質の高い1on1が実施できているか?」「個人で解決できない問題を抱えていないか?」といった課題をタイムリーにキャッチし、個々のフォローを可能にするとした。

 さらに、Microsoft Teams会議のレコーディング機能を用いて生成されるトランスクリプションファイルや会話内容のメモを、外部生成AIが要約するオプションサービスも用意した。これにより、1on1実施後の議事録作成の効率化を支援するとしている。