サイボウズ、「サイボウズ Office」のスケジュールとkintoneアプリを連携させる2つの新機能

　サイボウズ株式会社は14日、中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office」のスケジュールと、業務アプリ構築クラウド「kintone（キントーン）」アプリの連携機能を搭載したと発表した。なお連携機能の利用には、サイボウズ Officeとkintoneのスタンダードコース以上の契約が必要になるが、追加費用は発生しないとしている。

　今回追加されたのは、サイボウズ Officeのスケジュールとkintoneのレコードを関連付ける機能。大きく分けて、スケジュールからkintoneアプリを表示する機能と、kintoneアプリからスケジュールを登録する機能の2つを利用できる。

　前者の例としては、訪問予定のスケジュール詳細画面の「関連情報」欄に、顧客管理アプリの訪問先情報へのリンクを表示しておき、利用者がリンクをクリックするとkintoneのレコード詳細画面が開いて顧客情報の確認を行える、といった利用法が想定されるとした。

「サイボウズ Office」スケジュール詳細画面から「kintone」顧客管理アプリの情報を参照

　一方後者では、例えば、休暇申請アプリのワークフローで承認された休暇申請の詳細画面から、「新しい予定を登録」をクリックするとサイボウズ Officeの予定登録画面が開き、休暇申請のレコードと関連付けたスケジュールを登録する、といった使い方が想定されている。

「kintone」休暇申請アプリのレコード詳細画面

　なおサイボウズによれば、サイボウズ Officeとkintoneを併用するケースが増えており、2024年11月末現在で、併用して利用している企業・団体が2700社を超えているとのこと。そうしたユーザーからの声として、kintoneで管理している顧客への訪問予定をスケジュールに反映したいなど、スケジュールとkintoneアプリのデータ連携の要望が多く寄せられたことから、今回の機能連携を実施したとしている。