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日立、Linuxオープン基盤を採用した京葉銀行の次世代勘定系システムを構築
2025年1月7日 10:00
株式会社日立製作所(以下、日立)は6日、株式会社京葉銀行の次世代勘定系システムを構築し、1月4日に稼働を開始したと発表した。
同システムは、従来のメインフレームの信頼性を継承したLinuxオープン基盤を採用し、さらにアプリケーションプログラム再構築によりシステムをスリム化することで、商品・サービス開発時の柔軟性・迅速性の向上、およびシステム開発・保守作業の作業負荷やコストを削減すると説明。これにより、約25%の生産性向上を実現するとともに、世界標準のLinuxオープン基盤によりハードウェア/ソフトウェア選択の自由度が向上し、クラウドの利用やDX化の推進といった選択肢が広がるとしている。
さらに、各種システムやチャネルサービスとの多様な連携を実現するバンキングハブを新機能として適用することで、異業種連携などの外部サービスとシームレスな接続が容易になり、利用者のニーズや事業環境の変化に応じた柔軟な対応が可能になるとしている。
また、システムは、日立が運営する堅ろう性・信頼性を備えたデータセンターを活用することで、現用システムと同等のシステム構成を備えたバックアップシステムを構築したと説明。これにより、災害発生時などにおいても業務継続可能な範囲の拡大を実現し、ミッションクリティカルなシステム運用により、事業継続性のさらなる強化に貢献するとしている。
日立は今後も、地域金融機関のデジタルシフトの実現に向け、データ利活用などのDX推進を支援し、経営資源の最適化や新たな価値創出に貢献するとしている。