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デロイト トーマツ、AIチャットボット事業を主力とするCAMELの全株式を取得
2025年1月7日 08:00
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下、デロイト トーマツ)は6日、AIチャットボットが主力のCAMEL株式会社の全株式を取得したと発表した。これにより、CAMELは2025年1月6日付けでデロイト トーマツの完全子会社としてデロイト トーマツ グループに加わり、代表取締役社長にデロイト トーマツのパートナーである品川梓氏が兼務で就任した。
CAMELは、1986年に映像制作を主な業務に設立され、近年では地方自治体や教育機関、民間企業などさまざまな団体を対象に、AIチャットボット「Edia(エディア)」の提供・導入による、問い合わせ対応業務の業務負荷軽減や、顧客対応力の向上を支援してきた。また、広報誌の制作や動画制作などによる地域の魅力発信を通して、地域創生を支援してきた。
一方、デロイト トーマツはM&Aアドバイザリー業務や危機管理、スタートアップ企業の支援のほか、地方自治体における地域課題解決や地域活性化に向けた官民連携など、さまざまなサービスを提供してる。近年では、BPOサービスを展開し、企業や自治体などの収益拡大・業務効率化や高品質化・コスト削減を目的として、コールセンターおよびその構築、バックオフィスのアウトソーシングなどを提供している。
CAMELは今後、AIチャットボットや自治体・地域の支援、民間企業への支援をキーワードに、デロイト トーマツ グループの各社と連携し、サービスを展開する。
具体的には、自治体のウェブを使った住民向け問い合わせサービスに、AIチャットボットを活用したソリューションを提案するなどして業務効率化の支援を充実させる。また、デロイト トーマツのBPOサービスと組み合わせ、民間企業などのコールセンター業務にAIチャットボットを導入するなどして、サービスの強化を進める。さらに、地域の観光DXや広報の支援などをベースとした地域課題の解決や地域創生など、これまで進めてきた取り組みについては、グラフィック制作やPR企画の機能を強化し、一層の加速と拡大を進めるとしている。